高性能な家

2017.10.17

 

 先日、高岡地区連絡協議会という団体(建築組合の地区ブロック)の研修としてYKKグループ総本山の黒部事業所内のセンターパーク&展示館、そして森みわ氏設計の前沢パッシブハウスを視察してきました。

 YKKの創業者である吉田忠雄氏の「善の循環」という経営哲学には、規模は違えど同じものづくりの企業として深く感銘を受けました。これからますます厳しくなっていくと言われているこの住宅業界ですが、目先の利益にとらわれないように。

 こんな時代だからこそ先にある「地球温暖化」や「エネルギーの枯渇」といった「環境問題」と向き合い、環境に良い家をお客様に理解していただき、建てていくことが私にとって「善の循環」なのかなと思った次第です。

 前沢パッシブハウスを見学するのは2度目だったのですが、1度目の時は天候が良く、あまり家の性能を実感できませんでした。しかし、2度目の今回は雨も降っており少し肌寒い日でした。前沢パッシブハウスに入ると、丁度いい暖かみがありました。聞くとエアコンも何も暖房器具はつけていないそう。

 「なるほどな。」

と思いました。これがもっと寒い日になるともっと実感できるのだろうと思い、冬にもう一度見学させて頂くお願いをYKKさんにしました。

 実際に住んで光熱費などが出ればさらに実感するのだと思うと、もし自分がここまでの家を建てることができたなら、お客様に引き渡した後、自分もワクワクしてしまうかもしれません。その為にも高性能な家の知識とメリットをお客様に伝える意識を持ち、高性能な家をできる限り安価にできる技術を私たち、これからの工務店は磨いていかなくてはいけません。

 

 

 

 

写真は黒部の駅前に今年完成したK-HALLです。これにも圧巻させられました。